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第4部:時間の使い方と優先順位管理

時間の使い方のバランス

研究は短距離走ではなく、長距離走です。一晩の徹夜で一時的に進めることはできても、半年後・一年後の差をつくるのは、日々の時間の使い方だと僕は思っています。

第4部では、研究者としての時間の扱い方を扱います。どのタスクを優先するか、計画が崩れたときどうするか、休息や趣味をどう位置づけるか――。ビジネス書でもよく語られるテーマですが、研究という「終わりのない問い」と向き合う仕事では、同じ言葉でも意味が少し変わります。

この部で扱うのは、次の五つです。

  • 優先順位のつけ方と、「やらないこと」を決める技術(第1章)
  • 短期・中期計画の立て方と進捗管理(第2章)
  • 効率と集中力を高める工夫(第3章)
  • 趣味・休息との付き合い方(第4章)
  • メタ認知で時間管理を改善し続けるサイクル(第5章)

時間管理の技法そのものは、あなたも既にどこかで耳にしたことがあるはずです。ポモドーロ、重要度・緊急度のマトリクス、ガントチャート――道具は出揃っています。むしろ難しいのは、その道具を「終わりのない研究」という文脈にどう噛ませるか、自分の体と生活にどう馴染ませるかです。

一般論としての時間管理ではなく、あなたが研究者として歩き続けるための時間との付き合い方を、この部で一緒に考えていきます。