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研究室の文化とルール

古池研究室の基本理念

古池研究室は、全メンバーが自主性を発揮し、研究を通じて成長することを重視します。 研究室は単なる作業の場ではなく、問いを探究し、知を磨き、互いを高め合うコミュニティです。 ここでの研究の主体は学生自身にあり、指導者はあくまで補助的な存在です。 そのため、自由裁量の尊重と、成長を支えるためのルールが共存しています。

指導の方針と役割

  • 指導者の役割 研究の方向性を示し、進捗の確認とフィードバックを行う。 必要に応じたリソースの提供はするが、自主性を優先する。

  • 学生の役割 自ら研究計画を立て、進捗を管理し、必要があれば支援を求める。 自己のキャリアや生活上の優先事項(例:アルバイト、就職活動)を共有し、調整を図る。 成果の品質管理は最終的に自己責任であることを理解する。

コミュニケーションと透明性

  • 毎週の全体ミーティングで進捗、課題、次回目標を共有する。
  • 相談は事前に目的と議題を共有し、アポイントメントを取って行う。
  • 週1回以上の進捗報告書の提出と、メール・ドキュメントによるフィードバックを行う。

自由裁量と責任

自由裁量は尊重されますが、その裏側には自己管理の責任があります。 研究活動以外の優先事項がある場合は、事前の相談によって柔軟な対応が可能です。 重要なのは、メンバー全員が互いの立場や状況を尊重し、協力し合うことです。

文化としての信頼と協働

古池研究室では、単に成果を競うのではなく、 「共通の問題に向き合う仲間」としての一体感 を大切にします。

  • 飲み会やBBQ、ボードゲーム、雑談など、形式にとらわれない交流を通じて、 お互いの信頼関係を育むことを奨励しています。
  • 互いのモチベーションを邪魔しない、切磋琢磨できる雰囲気を作り、 全員で困難に立ち向かうという実感を持つことが大事です。

この章のまとめ

  • 古池研究室は、自主性と責任を軸にした学びの共同体である。
  • 研究室内のルールは、個人の成長と集団の信頼を両立させるためのものである。
  • 成果だけでなく、過程と関係性を重視し、ともに挑戦し支え合う文化を育んでいる。